投票には行くものの、実は制度が良く分かっていない、なんて人はいますでしょうか。たぶん、いるのではないでしょうかね。
選挙に行ってない。それは困りますね。ぜひ参加してください。
現在の衆議院議員選挙は、小選挙区制と比例代表制の2つの制度を同時に採用した選挙です。
有権者は小選挙区制のための1票と比例代表制の1票、合わせて2票を有します。
小選挙区制とは全国を295の選挙区に分けて、選挙に立候補した候補者に投票し、各区から一人ずつ当選者を選出します。
比例代表制は、全国11ブロックに分けて、政党名で投票し、得票数に応じた当選者数が各党に割り振られます。合計で180名です。
割り振りについては、またネットで調べてみてください。
なんでこんな仕組みにしているの?という点ですが、
それぞれにメリット、デメリットがあって、組み合わせているんですね。
小選挙区制は各区ごとに多数決で1位を決めます。メリットは政権交代など民意の反映がしやすい。
デメリットは日本全体で、少数政党が各地で勝てない場合、少数の民意がつぶされてしまう点です。
当選者以外の票数は無視されるという言い方になるでしょうか。
比例代表制は、小選挙区よりも広いブロックでの、政党への投票になり、全ての票数の結果で各政党の当選者数が決まります。
小選挙区制よりも少数の民意を拾えることがメリットです。
デメリットは小政党へ議席が配分される可能性があり、政権政党が不安定になることです。
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